私が開業したころはドアの内部にパイプ一本あるだけの補強でしたが、近ごろはツールアクセスすらできないほどの補強があるのが当たり前の状況です。

時代の変化に対応する為、年々職人に必要なスキルは増え続け、多くの修復ノウハウの習得が必要に迫られています。

様々ある新たな技術の中でも、当校はグループーリングの講習にはかなりのウェイトを置き講習を行っております。

講習のすべての日にプーリング実習を組み入れ、現役のプロを大きく凌駕するほどの知識量とテクニック、そしてクオリティーを再現し実力をつけるまで徹底的に寄り添ってトレーニングしております。

受講生の皆さんには、弊社で扱うグルースティックの性質の知識やタブの選択など、全てを実際に使用し体感していただきながら私が知る限りの情報を提供させていただいております。

私と受講生の間に許された時間の中で、一流の技術者を育成するために沢山の受講生一人一人の特性を踏まえカリキュラムを考え、本気でお付き合いさせていただいております。

もちろん卒業後もずっと無料で講習を受けることができる当校自慢のシステムは健在ですが、2か月と言う長期を一緒に過ごすことはおそらく最初で最後でしょう。
皆様とは一期一会の気持ちで、全力で技術習得して人生を変えるお手伝いをさせていただいております。

傍らで彼らのデモの様子をチェックし、順番に私が修正版を実践してお見せしヒントを伝え、また彼らに実践していただくと言う完全にスクールを会場に持ち込んだ形式で、3日間を過ごしました。

デモンストレーションを見学されている方の職種によって、求められているデントリペアの情報は微妙に変わってきます。
そういったものに機敏に対応しトークを変えていく、イベントでの独特のテクニックもきっと将来大きな役に立つのではないかと思います。

デントリペア技術について、とても多くの方が強い関心を持って訪れて来られていましたので、喉は枯れ手に豆を作った３日間でしたが、とても意義のあるイベントにすることができました。

改めて、当社の活動に対しスクールの枠を超え、本当に多くの方々から支えて頂いていたことを気付かされ嬉しく思います。