いよいよラストスパート





カリキュラムも後半に突入する頃になると仕上がりの基準は益々厳しく作業時間も現実のサービスを見越したものを要求するようになってきます。
日に日に要求するレベルは厳しさを増して行くにも関わらず凹みの位置やサイズ、形状はどんどん難易度が上がっていきます・・

実際の現場では依頼される凹みは千差万別でいわゆるお行儀の良い凹み等は稀です様々な症状に対応できる引き出しの多さが対応力の差となり職人として成否に関わってきます、卒業翌日からプロとしてこの技術で稼いでもらう為に、稼げる技術力・修復ノウハウを習得していただく事にこだわっています。

さてこの日は少し大きめのへこみにチャレンジです、先輩たちがこなした卒業検定の凹みに比べると難易度やサイズは小さめですがそれでも従来のデントリペアでは限界を大きく超えた非常に高度なテクニックと修復ノウハウの理解が出来て無いと修復する事は不可能です、一般的にこの世界では相当なキャリアが無いと手出ししてはいけないと言われるサイズですが当校では講習中に達成していただいております。たった一つの段取りの失敗が最終仕上げに大きく影響してしまうので作業前みっちり時間を掛けて講師の解説を聞きいよいよ作業に取り掛かります、制限時間を30分ほどオーバーしましたがBigサイズデント初挑戦とは思えない講師も驚くほどの仕上がりで作業を完了する事が出来ました。作業後今回の作業を振り返って講師の解説を真剣に聞きいっておられ次の課題の確認です、技術習得には立ち止まっている暇はありませんね!